出発前なのに、なぜかイライラ。
それは、仕事や家事を抱えたまま休暇を迎える「防御モード」の心が疲れているからです。
今回は、そんな時こそ試したい「頑張らない準備」と「心を整える3つの習慣」を紹介します。
はじめに:家族旅行の前なのに、気持ちはピリピリ
有給を取っての家族旅行。
本来なら楽しみなはずが、出発が近づくほど疲れていく――
そんな経験、ありませんか?
パーポス家でも同じでした。
旅行直前は、仕事の引き継ぎ・同僚への気遣い・家事の積み残し。
「休むために働く」という矛盾の中で、心は防御モードに。
だからこそ、まず言いたいのはこれです。
出発前にイライラするのは、あなただけじゃない。
それは頑張っている証拠です。
出発2週間前は「何もしない勇気」を持とう
仕事のストレスが、家庭に伝わる時期
有給を取る前は、仕事を前倒しで片づける時期。
誰よりも多く働いてから休みに入るため、
心と時間の両方が限界に近づいています。
🔸だから――
家族の小さな一言にイラッとしたり、
些細なトラブルが“攻撃”に感じたりしてしまうのは、
実は心が疲れて防御状態になっているサインです。
「疲れてる自分」を受け入れる
この時期は、頑張るより「仕方ないよね」と認めるほうがずっと健全。
心に余裕をつくるために、あえて“やらない準備”を選びましょう。
習慣①:頑張らないことを決める
旅行前2週間は「旅行準備期間」ではなく、「整える期間」と割り切る。
「やらないことリスト」を作る
✳️やることより、「やらないこと」を決めましょう。
- 旅行前日は新しい料理をしない(外食でOK)
- 出発直前に洗濯を詰め込まない
- 荷造りは2週間前に終えて、残りは“確認だけ”
このリストがあるだけで、「何から手をつけよう」と焦る気持ちがなくなります。
心の余裕は、手放すところから始まります。
習慣②:家事・荷造りの役割を見える化する
「察してほしい」は喧嘩のもと
旅行前は、お互いが疲れている状態。
だからこそ、言葉にしないと伝わらない。
役割を紙に書く、それだけで驚くほど平和になります。
例:
- 夫:交通・チケット・戸締まり
- 妻:子どもの荷物・洗面用具
- 子ども:自分の本・ぬいぐるみ
小さな「ありがとう」が増えると、家族の空気は一気に変わります。
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習慣③:出発時間を30分早めに設定して、ゆとりの出発を
朝の出発前、家族の空気がピリピリする最大の原因は「時間の余裕がないこと」。
5分単位で動こうとすると、誰かが遅れた瞬間に焦りが連鎖します。
🚕 タクシーは「贅沢」ではなく「安心への投資」
パーポス家では、出発時刻を「30分早め」に設定しています。
たとえば飛行機が10時なら、8時には空港に着く計算で行動開始。
そして、重いスーツケースやベビーカーを持って公共交通を使う代わりに、
迷わずタクシーを利用します。
多少費用がかかっても、「ケチらない」ことが結果的に家族全員の笑顔につながる。
お金を節約するより、心を守る選択をするほうがずっと価値があります。
✅ 30分の余裕がもたらすもの
- 忘れ物を取りに戻る時間
- トイレ休憩の安心感
- 「慌てない」落ち着き
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「あなたがいなくても仕事は回る」──だからこそ旅に出よう
どんなに準備をしても、旅行から帰ればまた2〜3週間は忙しくなります。
同僚にお土産を配っても、迷惑を帳消しにはできません。
でもね、それでいいんです。
あなたがいなくても仕事は回る。
それが組織というもの。
一年後、二年後に残っているのは、
引き継ぎ表でもお土産でもなく、家族の笑顔です。
チェックリスト:出発2週間前の「心の整え方」
□ 「何もしない勇気」を持つと決めた
□ 旅行準備は2週間前までに完了した
□ 仕事は“終える”でなく“区切る”を意識
□ 家族それぞれの役割を紙に書いた
□ 出発を30分早め、タクシーを予約した
□ 「仕方ないよね」と自分を許せた
まとめ:完璧な準備より、心の整え方
- 出発前にイライラするのは自然なこと
- 疲れている自分を責めず、「仕方ない」でいい
- 2週間前は「何もしない勇気」を持とう
- 仕事より大切なのは、家族との“今この瞬間”
- 残るのは苦労ではなく、旅の記憶だけ
🕊️最後に
家族旅行は、準備を完璧にすることよりも、
「上機嫌で出発する」ことの方がずっと大事。
あなたが笑顔なら、家族も安心します。
だからこそ、出発前は頑張るのをやめて、整える時間に。
それが、最高の旅支度です。


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