「家族旅行の交通費が高すぎて不安…」
「飛行機・新幹線・車、どれが一番お得なんだろう?」
旅行費用の中でも大きな割合を占めるのが交通費です。観光庁のデータをもとに交通費の全体像と内訳を見ながら、節約のポイントを整理していきます。最後にパーポス家の実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
旅行費用に占める交通費の全体像
まずは観光庁「旅行・観光消費動向調査(2024年)」のデータをもとに、交通費の金額と割合を整理しました。
| 区分 | 交通費(日額/人) | 旅行費用に占める割合 |
|---|---|---|
| 国内宿泊旅行(全体) | 9,546円 | 20.7% |
| 国内日帰り旅行(全体) | 5,639円 | 28.2% |
| 海外宿泊旅行(全体) | 12,083円 | 20.2% |
※観光庁「旅行・観光消費動向調査(2024年)」をもとにパーポスが算出
👉 ポイント
- 宿泊旅行では国内・海外ともに交通費は全体の約2割前後
- 日帰り旅行では約3割が交通費に → 節約効果が最も出やすい
▶ 関連記事:家族旅行の費用はいくら?国内・海外の平均額とパーポス家のリアル実例
交通費の内訳をチェックしてみる
交通費といっても、その内訳は旅行スタイルによって異なります。割合を整理すると、どこにお金がかかっているかが見えてきます。
海外宿泊旅行(全体)
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 国際線航空券 | 69.0% |
| 現地航空 | 10.3% |
| 鉄道・モノレール | 6.3% |
| タクシー・ハイヤー | 5.6% |
| レンタカー | 4.5% |
| 船舶 | 1.2% |
| バス | 1.0% |
| その他 | 2.1% |
👉 海外旅行では国際線航空券が約7割。節約のカギは航空券の買い方です。
国内宿泊旅行(全体)
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 新幹線・鉄道(長距離) | 21.1% |
| 航空(長距離) | 16.8% |
| ガソリン | 19.0% |
| レンタカー | 7.6% |
| 航空(短距離) | 4.3% |
| 鉄道・モノレール(短距離) | 6.1% |
| タクシー・ハイヤー | 2.3% |
| 船舶 | 2.4% |
| 長距離バス | 2.0% |
| 近郊バス | 0.8% |
| その他交通費 | 17.7% |
👉 国内では「長距離移動(新幹線・飛行機)」と「車関連(ガソリン・レンタカー)」で全体の約6割を占めています。
国内日帰り旅行(全体)
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| ガソリン | 35.8% |
| 鉄道・モノレール(長距離) | 18.2% |
| 鉄道・モノレール(短距離) | 9.0% |
| レンタカー | 3.1% |
| タクシー・ハイヤー | 1.0% |
| 船舶 | 0.8% |
| 長距離バス | 2.4% |
| 近郊バス | 0.9% |
| その他交通費 | 25.9% |
👉 日帰りはガソリン代が突出して高い(36%)。加えて「現地の電車・バス代(25.9%)」も大きく、細かい出費が積み重なります。
どこを抑えるべきか?
- 海外旅行:国際線航空券が最重要。繁忙期を避ける、早割や経由便を活用、マイルを使うのが効果的。
- 国内宿泊旅行:長距離移動と車関連がカギ。新幹線はネット割引や学割、車なら燃費やカーシェア比較で調整。
- 国内日帰り旅行:ガソリン代と現地移動。移動範囲を絞り、フリーパスや一日乗車券を活用。
一般的な交通費節約術(雑誌・ネット紹介の要点)
- 飛行機:LCC、早割、株主優待券
- 新幹線:EX予約、回数券、学割
- 車:ETC割引、カーシェア、ガソリン価格比較
- 現地交通:フリーパスや1日乗車券
👉 ただし「安さだけ」を追い求めると、子連れ旅行では快適さが失われがちです。
パーポス家の実例:海外クルーズ旅行の場合
わが家では、海外発着のクルーズ旅行を楽しみにしてきました。その際に工夫している交通費節約の方法は次のとおりです。
航空券代の工夫
- 直行便ではなく経由便を利用:経由便は直行便より約2割安いケースが多い。
- 予約はできるだけ早く:出発日が近づくほど料金は高騰するので、早期予約が鉄則。
- 出発・帰国日は曜日に注意:木曜出発や日曜帰国は比較的安い。金曜夜発・土曜発・日曜着は高くなりがち。
- 避けていること:
・LCCの利用 → 家族が並んで座れない、荷物代が加算されると結果的に割高。
・旅行代理店経由の予約(Google Flight経由など) → 航空会社公式から予約した方が安全。
クルーズ代金の工夫
- 早期予約が基本的に割安:特に人気の船やシーズンは、早ければ早いほど有利。
- 出港地・下船地のアクセスを確認:マイナーな港はクルーズ代金が安くても、日本からの航空券が高額になる場合がある。結果的にトータルで割高になることも。
👉 こうした工夫を積み重ねることで、贅沢に見えるクルーズ旅行も「手の届く範囲」で楽しめるようになります。
▶ 関連記事:家族旅行の交通手段どう決める?費用・快適さ・時間で比較する選び方
まとめ
- 交通費は旅行費全体の約2割前後(日帰りは3割)
- 海外は国際線、国内は長距離移動+車関連、日帰りはガソリン代と現地移動が課題
- 一般的な節約術をベースに、家庭ごとの工夫を加えることが大切
- パーポス家では「航空券の工夫」と「クルーズ料金の調整」で満足度とコストのバランスを実現


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