不安を感じるのは自然なこと
「子連れ旅行で何を準備すればいいの?」「高齢の両親と一緒だと、途中で喧嘩にならないか不安…」
こうした心配を抱える方は少なくありません。実は私も同じように悩んできました。
子供や高齢の家族のことを配慮したい気持ちがあるからこそ、不安になるのは自然なことです。この記事では、私自身の経験を交えながら 「事前に気をつけるべき3つのこと」 を紹介します。準備と心構えを整えることで、不安を減らし、大切な人との旅行をもっと楽しめるようになりますよ。
旅行準備の不安を感じている方は、こちらの記事も参考にしてください → 家族旅行の荷物はどこまで準備すれば安心ですか?
1.心構え:家族は「同じ」ではなく「違って当然」
旅行がうまくいかない原因の多くは、「こうすべき」という気持ちを相手に押し付けてしまうことにあります。
- 子供は親と同じ興味を持つとは限らない
- 高齢の両親は、若い世代と同じペースでは動けない
こうした「違い」を前提にしておくと、心の余裕が生まれます。
また、自分がやりたいことをすべて我慢してしまうと、旅行が「奉仕」になってしまいます。だからこそ、旅行中でも「自分の聖域」=自分がリラックスできる時間や空間を確保することが大切です。
2.移動の工夫:楽さを最優先に
子連れや高齢者連れの旅行で一番の課題は「移動の負担」です。
- 子連れの場合
- 乳幼児期はベビーカーや抱っこ紐必須。1時間を超える移動は親子ともに大きな負担です。
- 小学生以上でも「疲れた」と言われて抱っこはできません。移動はコンパクトに。
- 高齢者の場合
- 長い距離を歩く・階段の多い場所は避けたい。
- 移動手段は「車やタクシー」を中心にすると安心です。
実際に我が家(パーポス家)はマイカーを持たないので、タクシーをよく使うようにしています。確かに費用はかさみますが、親も子供も移動で疲れ果てない分、旅先をしっかり楽しめます。
移動手段については、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています → 家族旅行の交通手段どう決める?費用・快適さ・時間で比較する選び方
さらにクルーズ船旅行のときは、託児所(キッズルーム)を活用して夫婦で街歩きを楽しむ時間を確保するなど、「親も楽しめる仕組み」を意識しています。
3.無理のない旅程:予定を詰めすぎない
旅行中は「計画通りに進まない」ことが当たり前。だからこそ 予定は少なめにしておくのがコツです。
- 子供は退屈しやすいし、親が良いと思っている観光に関心を示さないこともあります。
- 高齢の家族は、昼寝や休憩をとりながらでないと体力が持ちません。
「全部やる」ことにこだわらず、できなかったらまた次にすればいいという心構えがあると、旅の雰囲気はぐっと良くなります。
行き先の決め方に迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください → 家族旅行の行き先はどう決める?失敗しない4つの軸とパーポス家の決め方
実例:パーポス家の場合
子連れ(乳幼児期)
- 移動はタクシー中心。
- 親が交代で子供を見て、片方は自分の好きなことを楽しむ。
例:夫が子供を見ている間に妻はエステへ、妻が子供を見ている間に夫は遺跡巡りへ。
子連れ(小学生以上)
- 移動はやはりタクシー中心。
- スマホやタブレットをあえて持たせる → 最初は夢中でも、必ず途中で飽きて外に関心を向ける。
- クルーズ船旅行では託児所を活用 → 親も夫婦だけの時間を楽しめる。
高齢の家族を連れた旅行
- 部屋は別にするのが理想。同室の場合でも一緒に過ごす時間を絞る。
- 車中心の移動にして、歩く距離を最小限に。
- お互いのペースが違うのは当然と受け止め、距離を保つことで関係が穏やかになる。
まとめ
小さな子供や高齢の家族と一緒の旅行で事前に気をつけるべきことは、次の3つです。
- 心構えを整える:「違って当然」と受け止める
- 移動を楽にする工夫:車・タクシー中心で疲れを減らす
- 無理のない旅程:予定を詰め込みすぎない
旅行は「完璧にやる」ものではなく、「今できる範囲で楽しむ」もの。
大切なのは、旅行に行ける今この時間に感謝して、一緒に過ごす時間を楽しむことだと思います。


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