はじめに:家族旅行を“無理なく”実現するには?
物価も旅費も上がり続けるいま、
「今年こそ家族旅行に行きたいけれど、費用が気になる」
――そんな声を多く聞きます。
旅行費用を無理なく抑えるコツは、
「知っているだけで使える割引制度を見逃さない」こと。
ただし、世の中の“お得情報”は玉石混交。
条件が複雑だったり、実際に使いにくかったりする制度もあります。
この記事では、2025年に実際に使える割引制度やキャンペーンを整理したうえで、
パーポス家が実際に試してきた「本当に使える」「あえて使わない」節約法を紹介します。
① 国・自治体レベルの代表的な割引制度
● 全国旅行支援(再開地域あり)
観光需要を喚起するための国の補助制度。
最大20%の割引+地域クーポン(上限5,000円)がもらえるケースも。
ただし、期間が限定的で、自治体ごとに対象が異なります。
予約時は、「〇〇県 全国旅行支援」で検索し、各県観光課の公式ページを確認するのがおすすめです。
● 自治体独自の観光キャンペーン
地方自治体では、独自に旅行補助を行っている場合があります。
たとえば「〇〇県民割」「ふっこう割」など。
全国旅行支援終了後も継続する地域が多く、タイミング次第で全国支援よりもお得です。
● ふるさと納税の旅行クーポン
ANA・JTB・楽天などで提供される「旅行クーポン付き返礼品」。
寄付した自治体内の宿泊施設で利用可能ですが、注意点もあります。
パーポス家ではこの制度を使っていません。
「旅行の割引目的で寄付するのはコスパが悪い」
「返礼品を食品にした方が、日常の節約につながる」
実際、ふるさと納税クーポンは使用期限が短く、宿泊先や日程の制約もあるため、
「計画の自由度を重視する家庭」には不向きです。
👉 関連記事:家族旅行はいくら必要?予算の立て方と無理なく続ける貯め方
旅行費用の全体像を把握した上で、補助のお得度を見極めましょう。
② 子育て世帯向けの支援・割引制度
● 子育て支援パスポート(全国共通)
全国の子育て世帯に配布されるパスポートで、
提携施設では割引や特典が受けられます。
ただし、旅行よりも日常のお出かけ向き(レストラン・動物園など)です。
● 18歳未満割引・添い寝無料プラン
ホテルや旅館によっては「添い寝無料」「小学生半額」など、
ファミリー向けプランを展開しています。
特に直販サイトでは、宿泊予約サイトよりも柔軟に対応してくれるケースが多いです。
👉 関連記事:家族旅行のホテル選びで後悔しない!宿泊先選び4つのポイント
子連れ歓迎の宿を選ぶと、金額以上の快適さが得られます。
● 学生・家族向け限定プラン
春・夏・冬休みに合わせて、学生割やファミリー割が再登場する傾向があります。
旅行予約サイトの「メルマガ登録」や「アプリ通知」をONにしておくと、
期間限定キャンペーンを逃さずキャッチできます。
③ 民間・旅行会社・会員サービスの割引
● 旅行会社の家族割引
「家族割」や「ファミリープラン」という名前のパック商品がありますが、
パーポス家では利用していません。
「パック旅行は個人手配より高くなり、自由度が下がる」
実際、同条件のホテル+航空券を自分で組み合わせると、
パックツアーより安く済むケースが多いです。
● 航空券のセール・会員特典
旅行費用の中で最も比率が高いのが交通費(特に航空券)。
ここで差をつけるには情報収集の早さがポイントです。
パーポス家は「Trycy」というサイトを活用しています。
各航空会社のセール・キャンペーンを自動でまとめてくれるので、
短期間で最安値を比較できます。
✈️ Trycy(https://trycy.jp/)
JAL・ANA・ピーチなどのセール情報を一覧でチェック可能。
航空券は旅行会社経由よりも、航空会社公式サイトで直接予約するほうが安全・安いのが基本です。
④ 🚢 パーポス家の実例:制度を“使わない”ことで得た本当の節約
パーポス家が最も重視しているのは、
「家族4人で一室あたりいくらになるか」という“実質コスパ”。
クルーズ旅行での節約術
- コスタクルーズやMSCクルーズなど、ファミリー向け船会社を愛用。
- 2人目以降の子ども料金が大幅割引、18歳未満は無料または格安設定。
- 注意点:クルーズ料金は割引でも、入港税・チップは全員分必要。
「子どもが無料」と見えても完全無料ではない。
それでも、宿泊+食事+エンタメ+交通がセットでこの価格なら十分にお得。
航空券のセールを見逃さない
Trycyでセール情報をチェックし、早めに予約。
家族全員が同じ便に乗るため、早期予約が最も安心で確実な節約につながります。
割引制度に“振り回されない”という選択
- ふるさと納税クーポンは使わない(自由度が下がる)
- 家族割パックは使わない(高額化する)
- 無理に割引を使うより、旅のスタイルに合った仕組みを選ぶことが大切
「制度を知った上で、使わない判断をする」
それがパーポス家の“節約の知恵”です。
👉 関連記事:不安を楽しみに変える!初めての家族旅行計画のコツと実例紹介
節約も大事ですが、家族全員が安心して旅を楽しむことが最優先です。
⑤ まとめ:割引は「全部使う」より「選んで活かす」
- 割引制度は多いが、家族構成や旅行スタイルによって向き・不向きがある。
- 「制度を知る」だけでなく、「自分たちに必要な制度を選ぶ」ことが大切。
- 使わない判断も、立派な節約。
- “家族全員が笑顔で帰ってこられる旅”が、本当のコスパの良さ。


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