子どもが成長するにつれて、出費はどんどん増えていきます。
塾や教育費、食費に住宅ローン。
気づけば「旅行はまた今度にしよう」と、先延ばしにしてしまうこともありますよね。
でも、家族旅行は「今だけの時間」を形に残す大切な投資です。
今日は、パーポス家の実例を交えながら、将来も家族旅行を続けるためのお金との向き合い方を紹介します。
成長とともに出費は増える。家族旅行のハードルも上がる
観光庁の旅行・観光消費動向調査(2024年)によると、
国内旅行(宿泊あり)の平均費用は一人あたり約7万7千円。
家族4人なら約30万円前後が相場です。
子どもが小さいうちは子供料金が適用されますが、
中学生・高校生になると大人料金となり、同じ旅行でも費用は1.5倍ほどに。
さらに、教育費や生活費も増えるため、給与のやりくりだけでは旅行費が捻出しづらくなります。
「そのうち余裕ができたら行こう」と思っていても、
家族の時間は待ってくれません。
家族旅行を“続ける”には、将来を見据えたお金の設計が欠かせません。
👉 関連記事:家族旅行はいくら必要?予算の立て方と無理なく続ける貯め方
給与収入だけでは限界。長期の「積立」と「投資」で備える
「節約して貯める」だけでは、未来の旅行費を守りきれません。
大切なのは、収入の一部を未来に回す仕組みをつくることです。
パーポス家では、旅行を長く続けるために以下の方法を取り入れています。
💡 パーポス家の実例
- ボーナスが入ったら、生活口座から旅行資金用口座へ即移動
- Wiseを利用し、旅行直前に必要な外貨だけを両替(為替の先読みはしない)
- 将来の旅行費の一部をNISAの積立投資で準備
→ 「旅行を楽しむための資産形成」という考え方
「給与のやりくりだけでは限界がある。
だから、投資も旅行を“続ける力”の一部だと考えています。」
👉 関連記事:家族旅行の積立術|使い込まない仕組みで“確実に貯まる”方法
投資は“危険”ではなく、“選択肢を広げる道具”
「投資=リスク」と考える人も多いですが、
正しく向き合えば、未来の家族旅行の選択肢を広げるツールになります。
たとえば毎月1万円をインデックス型の投資信託に積み立てれば、
10年後には元本120万円+運用益でもう一度家族旅行ができる資金になります。
パーポス家では、
- 生活防衛資金と旅行資金を明確に分離
- 長期で使わないお金をNISA口座で運用
- 為替リスクはWiseで柔軟に管理
「投資は夢の実現を後押しする仕組み。
働くだけでは得られないゆとりを、未来の時間に変える手段です。」
家族と共有する。「旅行を続ける」ための家計会議を
家族旅行の資金づくりを“ひとりの努力”にしてしまうと、
いつか無理がきます。
だからこそ、家族全員で「旅行の優先順位」を話し合うことが大切です。
- 今回はホテルを重視する?
- 食事は控えめにして、体験にお金をかける?
- クルーズか、国内ゆったり旅か?
パーポス家では、旅行ごとにこの会議を開いています。
全員が納得して決めた旅は、お金を使っても後悔がない。
「我慢する節約ではなく、納得して選ぶ節約」
それが、旅行を続ける家計の基本です。
👉 関連記事:家族旅行の宿泊費を節約しながら満足度を下げない方法
将来の家族旅行を「続ける」ために、今できる3つのこと
| 行動 | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| 🏦 口座を分ける | 旅行専用の口座を用意する | 使い込み防止・目的意識の明確化 |
| 💰 積立+投資を始める | NISA・定期積立・ポイント運用など | 長期で旅行資金を育てる |
| 💬 家族会議を開く | 優先順位を話し合う | 節約の納得感と旅行の一体感が生まれる |
どれも「頑張る」ではなく、「仕組みで守る」方法です。
まとめ:旅行を“諦めない家計”を作るという選択
旅行は「贅沢」ではなく、家族の絆を育てる時間投資です。
生活費や教育費が増えても、
家族旅行を続けられるようにお金を整えることは、
単なる節約ではなく「幸せの優先順位を明確にする」行為です。
節約と投資、今と未来、楽しみと備え。
そのバランスをとりながら、
これからも「旅のある暮らし」を続けていきましょう。


コメント