「家族旅行って、子どもの教育にいいってよく聞くけど、ホント?」――そんな疑問をよく目にします。結論から言うと、はい、プラスになることは多いです。だけど「目的」にするより「結果」として受け取るほうが自然だと私は思います。
結論:一番の理由は「家族で同じ時間を共有すること」
旅行中のちょっとした時間――移動中の会話、ホテルでの夜、目的地でのワクワク。そうした「同じ時間」を家族が等しく味わうことで、日常では見えない子どもの姿や親の新しい一面が見えてきます。そこから生まれる安心感や自信が、やがて子どもの成長につながります。
家族旅行が子どもに与える4つのメリット(実体験ベース)
1 自信がつく
子どもにとって旅行先での体験は初めてのことだらけ。家族以外の人と大浴場に入るといったことですら、貴重な経験。成功失敗にこだわらずに「やったことがあるよ」が増えること、そして親がトライしたことを褒めることで、自信がついていきます。
2 興味の幅が広がる
日常に触れることができなかったこと、いつもとは違った環境、例えば特に自然豊かな環境、歴史を感じさせる環境、日本とは全く違う異文化は、触れることは子供の興味、好奇心を刺激します。即時的な効果だけでなく、長期的な効果を期待する視点で親は見守りましょう。
3 社会性・柔軟性の芽生え
家族旅行では予期せぬ出来事が起きます。日常生活よりも発生率が高まります。これをトラブルと捉えずに、チャンスだと捉えましょう。子供の社会性や柔軟性を育てるだけでなく、親の社会性や柔軟性をも変えていきます。
4 家族の絆の蓄積
共働きの家ほど日常生活の中で子供と一緒に過ごす時間は短いもの。それが家族旅行ではほとんど子供と一緒に時間を費やし、同じ体験をしていきます。色んなことをしながら、同じ時間を費やしたことが、思い出となり、家族の絆が深まっていきます。
家族旅行の落とし穴と注意点
「英語を話せるように」「学力が上がるように」と教育だけを目的化すると、子どもも親も窮屈になります。旅行は学びの機会を作る装置になり得ますが、最大の価値は「一緒に体験する時間」そのものだと覚えておいてください。
ただし、家族旅行は楽しい半面、喧嘩になることもあります。そんな時の対処法は別記事でまとめました → 家族旅行で喧嘩しないコツはこちら
パーポス家の体験談(実例紹介)
自信がついた(子供のケース)
長男は英語が苦手でしたが、クルーズ船のキッズクラブで年下の子と「マリオカート」をきっかけに友達を作れたんです。言葉が通じなくても遊びを通して仲良くなれる姿に、こちらも驚きました。今も英語は苦手ですが、気の合う友達を見つけるのは得意です。
社会性・柔軟性の芽生え(親のケース)
子どもたちに社会問題を考えるきっかけになればと、マニラのスラムを訪れるツアーに参加しました。でも正直、すぐに目に見える変化はありませんでした。むしろ「旅行で何かを『教え込む』よりも、一緒に体験して時間を重ねることのほうが大切なんだ」と、親である私のほうが学ばされた出来事でした。
今日できる小さな一歩
次の週末、1時間だけ「家族ミニトリップ」を計画してみてください。遠出でなくても、知らない公園や近隣の小さな博物館で十分です。「一緒に時間を味わう」ことを意識してみましょう。
まとめ
家族旅行は子どもの成長に良い影響を与えますが、肝心なのは「教育のために行く」より「家族で時間を共有する」こと。まずは気負わず、今日の一歩から始めてみませんか?
(読んでくれてありがとう!あなたの家族旅行の一番の思い出は何ですか?コメントで教えてください♪)


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