夫婦で計画がまとまらないのは自然なこと
「夫(妻)が家族旅行の計画に全然協力してくれない」
「意見が合わなくて結局ケンカになる」
家族旅行の計画段階からつまずく家庭は少なくありません。私(パーポス)の家でも、同じようなことが何度もありました。
この記事では、夫婦で旅行計画がまとまらない理由と、やってはいけない行動、そして合意をつくるためのコツを紹介します。読んだ後は「ちょっとやってみようかな」と思える具体的な行動が見えてくるはずです。
1.なぜ夫婦で旅行計画がまとまらないのか?
夫婦といえども、考え方や価値観は違って当然です。計画がまとまらないのにはいくつか理由があります。
- 価値観の違い:観光地を回りたい派 vs のんびり過ごしたい派
- 教育観の違い:丁寧にケアしたい親 vs 未経験のことに挑戦させたい親
- お金の優先順位の違い:旅行よりも貯金や別の趣味にお金を使いたい
- 丸投げ体質:そもそも「やりたいことがない」配偶者
- コミュニケーション不足:日常で旅行について話す時間がなく、誤解が積み重なる
もし「そもそも配偶者が家族旅行に消極的」な場合は、こちらの記事を参考にしてください →
👉 配偶者が家族旅行に消極的な理由と、行った場合に生まれる違い【体験談あり】
2.絶対にやってはいけないNG行動
相手の信頼感がまだたまっていない状態で、次の行動をとると逆効果になります。
- プレゼン形式で「説得」しようとする
- 相手を責める・逆ギレする
- 自分だけで計画を進め、既成事実化する
こうした行動は「また一方的に進めている」と思われ、ますます心を閉ざされてしまいます。
3.夫婦で計画を共有・合意する4つのコツ
① 価値観の違いを前提にする心構え
夫婦でも考えは違って当たり前。さらに子供も親とは別の人格です。
「私が正しい」を押し付けると、相手も子供も窮屈になり、旅行そのものが楽しくなくなります。
まずは「違って当然」という前提でスタートしましょう。
② 家族全体の目的をすり合わせる
「今回は子供を喜ばせたいのか?」「夫婦のリフレッシュなのか?」
目的を言葉にするだけで、計画の方向性が見えやすくなります。教育観の違いも、「両方を少しずつ取り入れる」など、歩み寄りが可能になります。
③ 役割分担を明確にする
宿泊先は夫、食事やアクティビティは妻、など担当を分けると「巻き込まれた感」が減ります。責任と裁量を持てば、相手も主体的になりやすいです。
パーポス家の工夫
我が家では旅行計画は私が担当でした。丸投げされてもイライラはなく、むしろ「任されたからこそ」工夫しました。
- 旅行の3か月前・1か月前に、自作したパンフレットを家族に配布
- 「どこに行くのか、何をするのか」を事前に共有
- YouTubeの旅行動画を一緒に見て、家族全員を巻き込む
こうすることで「自分だけが決めている」感覚をなくし、家族全員が旅行前からワクワクを共有できました。
④ 小さな会議スタイルにする
長時間ダラダラ話すのは逆効果。カレンダーに「10分会議」として入れておき、LINEやGoogleドキュメントで共有すると効率的です。
4.パーポス家の体験談
- 行き先選びは夫(私)が担当
- 家族を「知らないまま連れて行く」のではなく、パンフレットや動画で事前に一緒に学習
- 結果:家族が「ついていくだけ」で不満を感じず、旅行前から楽しみを分かち合えた
読者の皆さんも、「自分で計画を抱え込む」のではなく、「どう巻き込むか」に力を注ぐと家族全体の雰囲気がぐっと良くなりますよ。
5.今日からできる小さな一歩
- 「違って当然」と意識することから始める
- 小さな計画(例:昼食の場所だけ決める)を一緒にやってみる
- 「今回は夫、次回は妻」という交互ルールを試す
- 自作パンフレットや旅行動画の共有など、小さな工夫で「一緒に決めた感」を演出する
まとめ
- 夫婦で意見が合わないのは自然なこと
- 信頼がまだ育っていない時は、説得や押し付けは逆効果
- コツは「違いを受け入れる心構え」「目的のすり合わせ」「役割分担」「小さな会議」
- パーポス家の工夫のように「巻き込む仕組み」を作ることで、旅行計画も「家族の大事な思い出」になる


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